なんやかんやご近所さんのキングの誘われてシルク・ドゥ・ソレイユ「オーヴォ」を観に行きました。シルクは機会があれば行きたかったんやけど、いずれいずれと行けてなくて、今回が初めて。
それは、いのち の ものがたりシルク・ドゥ・ソレイユによるビッグトップツアーショー史上、最大のセットを使用する演目や、最も美しい空中曲芸と評される演目など、かつてないスケールと芸術性を融合させた圧巻のアクロバットの数々で草木の下の生き物たちの世界をえがいた初のファンタジー作品『オーヴォ』。
カラフルで個性的な動きを見せるキュートなキャラクターたちに癒され、純粋で一途な恋の物語に心が温まる。美しく壮大な自然の中で、小さくもたくましい「いのち」が生き生きと躍動するその姿は、身近な自然への愛、生きることの喜びを思い出させてくれる。
まさにサーカスを超えたエンターテインメント。
簡単に言えば「すごいサーカス」
前情報はほどんど入れずに行ったら、まさかの草木の下に住む生き物の世界を描いた物語でした。開演前の客席には大きなクモみたいなカマキリみたいな演者が観客をかまって遊んどって、それを眺めながら「近くまで来たら失神しそう」とビクビクしていたのはここだけの話。
だってそれなりにリアルなんやもん。しかも幸か不幸かというか完全にラッキィでしかないんやけど、最前列! ものすごく近くで細部まで見えちゃうヤツやん><どどどどうしよう……。なんてドキドキしとったら開演。
「オーヴォ」とはポルトガル語で卵という意味。「マスター・フリッポ」と仲間たちのコミュニティにオーヴォを背負ってやってきた青年 フォーリナーは少女 レディーバグにひとめ惚れ。2人の恋の行方を追いかけながら、周囲の生き物たちのカラフルでコミカルな演技も見逃せません。演目はジャグリングやディアボロや空中ブランコなどなどで、シルク・ドゥ・ソレイユならではというような、真新しいモノはありません。
それなのにとにかく「すごい」のひとこと。私たちがイメージできるはるか先の技をやってのけるさすが、スーパーエンターテインメント集団です。
私が1番感動したのはバタフライのロープパフォーマンス。さなぎから羽化した2匹の蝶がロープを操ります。技術はもちろん表現力に言葉も出ず、ただただ感動。序盤のパフォーマンスで、わりとしっとりとした構成やったのに大興奮でした。
同じ人間とは思えない身体能力と表現力に圧倒。パフォーマンスでこんなにも感動できるなんて思ってなかった。開演前にビビっていたのに世界に引き込まれてしまって、美しさに惚れ惚れしました。
体が伸びて、しなって、止まってと、ひとつひとつの動作が素晴らしい。この息づかいを感じられるのは生モノである舞台の醍醐味なんやろうな。
シルク・ドゥ・ソレイユを甘く見てました。もっと早く行っておけばよかった。
1点だけ残念だったのは、ストーリーがイマイチ唐突だった><2人の恋の物語なのはわかったんやけど、ライバルが出てきそうな感じがしつつ出てこなかったし、そもそもマスター・フリッポは2人に反対だったのでは? ストーリーが主軸ではないんやけど、途中で「?」となる部分がいくつかありました。そういう細かいことは気にならなくなるぐらいのパフォーマンスやけど、もう少しわかりやすくしてもよかったのかなと思いましたw
いままでの公演も観てみたいな。東京公演は2014年6月29日までとのことで、スケジュールによってはチケットもあるようなので、家族でカップルでお友だちと行って感動を味わってきてください。
今回は最前列で大迫力やったけど、どこの席でも楽しめるやろうし、逆に後ろの方が遠近感がわかって楽しいかも。
すっかり虜になりました☆
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