先月発売されたばかりの「Power Shot S90」が素晴らしすぎて感動しまくりやったんやけど、ファーストインプレッション的エントリーでもちょこっと触れた使い勝手の部分で気になるところがありました。決定的なのは最後の1つなのですが、そのほかお決まりで3つ挙げておきます。
1.シャッターボタンの位置
撮影モード変更ダイアルがシャッターボタンより外側にあるので、ついついシャッターボタンと間違えて押してしまいがち。試し撮りをしていたお友達も間違えて押して「あれ?」って言うとった。ただ「間違えた!」となったのは、最初に2、3日だけで、その後はボタン位置に慣れました。Power Shotシリーズは外側にダイアルがついているものが多いようなので、使い慣れている人は間違えないのかもしれやんな。
2.電源ボタンの位置が遠い
「ON/OFF」が「RING FUNC」の左にあるので、片手(とくに右手)で電源を入れるのがちょっと大変。基本的に右手で持って電源ボタンを押すことが多いので、グイッと指を伸ばさないといけません。手が大きい人なら大丈夫かもしれやんけど、女の子は人差し指がつり気味になっちゃいます。「RING FUNC」はS90ならではの機能で、レンズの周りの輪っかをクルクル回して、ISO感度やズームなどを調整できるというもの。そのクルクルで何を変更するかを決めるボタンが右側にある「RING FUNC」です。
ISO感度などはディスプレイ横のファンクションキーでも変更できるので、サブ機能と言ってもいいはず。もちろんこの機能は便利なんやけど、ユーザーの使いやすさを考えるならON/OFFボタンの位置と入れ替えた方がいいんじゃないかな。イチオシ機能なのはわかるけど、個人的にこういう機能の押しつけは好きじゃないので、気になりました。
3.ダイアルが回りすぎる
これが最大の欠点。撮影していると知らないうちに指でディスプレイの横にある、コントローラーホイールを回してしまい露出が変更されてしまうの。AUTOモードで撮影すればいいんやけど、若干色合いが薄くなっちゃうので、途中からプログラムモードに切り替えたん。そしたら、意図せぬところで明るくなったり、暗くなったりしていて、露出が変更されていることが多々ありました。
指の置き方、力の入れ方の問題やと思うんやけど、ホイールが回りやすいのは確かなよう。その上、露出の数字ってディスプレイに小さく表示されているだけなので、変更されても気づきづらいのよね。何枚か撮影したあとに「変わっとる!」と戻しては「また変わっとる!」の繰り返しやった。
1、2は慣れれば問題なかったんやけど、3についてはシャッターを押せば押すほど気になって、ちょっとブルーになってしまう始末。個人的にかなり惚れ込んでいるので自分でもすごく残念やった。でも納得できない買い物はしたくないので、今回は見送ることにしました。お友達に聞いてみたら「全然気にならなかった」という人と「そうそう、それ!」という人がいたので、人それぞれみたい。でも少なくとも何人かからは「気になる」という意見を聞きました。細かいことやけど、常にバッグに入れておくものやし、ほとんど毎日使うものなので、最初の不安要素はできるだけ減らしたかった。
ただ、前のエントリーでも書いたように、カメラの性能は素晴らしいとしか言いようがないので、一眼は使いこなせないけど、コンデジよりもいいカメラがほしい、いま使っているコンデジぐらいのお手軽さで素敵な写真が撮りたいなんて思っている方は、1台買っちゃってもいいと思います。重ね重ね、私が気になったのはカメラそのものの性能ではなくて、使い勝手の部分。もしかするとずっと使っていれば気にならなくなることなのかもしれません。私は1週間ほど使い倒しましたが、あとになってから気がついたので、余計に気になっちゃったのかも……。悔しすぎる><
もう少しかわいいIXYちゃんに活躍してもらうことにして、次のSシリーズを待つことにします。もし今回の欠点が変更されていなかったら、型落ちでS90にしようかな☆?
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