過去に別れたはずの陽子が主人公の正宗に残した2人の子ども、小春。正宗は陽子のことをずっと思っていたが、陽子は亡くなってしまった。残された2人の切ない共同生活が始まり、その周りの人たちとの関わりを描いていく。
登場人物がみんな優しくて、ちょっと弱くて全体的にスローな雰囲気で進んでいく。正宗くんのダメっぷり、イケてない感じがもどかしいんやけど、だからこそ優しさが引き立つんやろうな。
個人的にハマったのは、正宗くんの両親と死んでしまった陽子さんのお母さん。親から見る、子や孫への視点が温かくて幸せな気持ちになる。無条件な愛を感じられる作品です。
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