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DEATH NOTE the movie~the Last name~(マジメにレビュー)

おバカな感想しか書いていなかったので、ちょこっとマジメにレビューしてみよ。
年明けにやっとこさ行った、「DEATH NOTE~the last name~」
何を言われてもLさま萌! なんやけど、実はかなり感動して、普通の映画としてもいいんじゃないか、ついカッとなってDVDセットを買ってしまうんじゃないかと思っている今日この頃。

原作がある作品は、どうしても原作を越えられないことが多いけど、デスノは一味違う映画に仕上がったと思う。
忠実にストーリーを再現してしまったら、絶対原作を越えることはできない。
だって1人1人の読者の心の中に、イメージができあがっとるもん。私も月とLは藤原竜也と松山ケンイチではないと思っとる。
オリジナルが多いとか、型破りとかじゃないんやけど、キレイに自分の中のイメージを壊してくれたかな、という印象。

その原因になっているのが、マンガに比べて主役の2人に人間味があること。演技がうますぎるのかもしれないけれど、マンガをそのまま再現するのなら、もうちょっと淡白に攻めるところをあえてこの演技。
だからこそ、微妙に違った、藤原テイストの月、松山テイストのLができあがったんかな。

Lの松山ケンイチに関しては、はっきり言ってイメージ違いすぎ! って思っとったのね。しっくりこないというか、納得いかないというか…。そんな時に、この前テレビで松山ケンイチのインタビューをやっとったんやけど、「原作そのままではなくて、リアルな人間として演じたかった」って言うとって、あの演技は狙ったものやったんやなと納得した。
松山ケンイチ本人はそんなに好きではないんやけど、演技で自分が伝えたいことを表現できているっていうのは努力と才能なんやろうな。

彼はデスノの原作を読まずに、撮影していたらしいけど、だからこそ、LっぽさのないLを演じられたのかも。

藤原竜也に関しては、相変わらず圧巻の演技。年明けにロープで初めて彼の演技を生で観たんやけど、もしかすると舞台よりも映画やドラマの方が映える俳優なのかなっていうのが、正直な感想。とは言っても、藤原竜也流の月を演じていた。

俳優には、舞台映えする俳優とテレビ映えする俳優と映画映えする俳優がおるんやなぁと実感。

原作を超えようとするんじゃなくて違うものを作ろうというスタンスやったのがよかったのかも。
原作とシンクロする部分と全く違う部分が、いいバランスで混ざり合っている。

結局は、Lさま萌えなので、Lさまがかっこよかったらそれで万時OK☆
ただ、デスノの情報を全く持っていない人でも、ストーリーだけで楽しめると思うよ。
マンガは字が多くて読みづらいから、映画から入ってみてもいいんじゃないかな。

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