今年の舞台初めは超話題作「100万回生きたねこ」でした。森山未來と満島ひかりの共演やもん。どれだけ期待しても大丈夫! しかも原作は誰もが知っている絵本やもん。舞台初めにはふさわしい作品でした。
100万回生まれかわっては、飼い主のもとで死んでゆくねこ。飼い主たちはねこの死をひどく悲しんだが、ねこは死ぬのなんか平気だった。あるとき、ねこは誰のねこでもない野良猫となり、一匹の白ねこに恋をする……。
ひかりちゃんに関してはドラマや映画より絶対舞台が似合うと思っていたので今回の舞台出演を知ってものすごくうれしかった。しかも大好きな未來くんとの共演! テンション上がらないわけがない。
基本的には原作に忠実。ねこが飼い主の人生に沿ってねこ視点でストーリーが展開されます。いくつかのショートストーリーが重ねられて第1幕が終了。ぶっちゃけ第1幕は多少はしょってもよかったかも……。豪華なキャストで見応えあったんやけど第2幕の満島ひかり演じる白猫と出逢ってからが駆け足になっちゃった感じやったんよね。そのぐらい2人の共演を長く感じていたかった。
あるときの飼い主は王様、船乗り、どろぼうとさまざまな人生を歩むねこ(森山未來)。でもねこは飼い主のことが大嫌いだったので死ぬことなんて何とも思ってなかった。そんな風にして今度は誰のねこでもない野良ねことして生きているとき、ねこはほかのメスねこたちにモテモテ。自分大好きなねこは鼻高々だが、そんなねこに見向きもしない白ねこ(満島ひかり)に恋をする。ねこと白ねこは仲むつまじく愛し合う毎日を過ごすが命には限りがあり、白ねことの別れのときが近づいていく。いままで死ぬことなんて怖くなかったねこが初めて「死」を怖い・悲しいと感じ始める。
ねこと白ねこのラブラブな雰囲気がかわいくてかわいくて思わずにっこりしちゃった。未來くんとひかりちゃんの距離感・空気感、素晴らしかった。ずっと見ていたいって思うぐらいキュートでそれでいて切ない。
いつも未來くんのオーラに周囲が引っ張られちゃう場面があるけど、それがまったくなくてそういうところからも満島ひかりちゃんの存在感の大きさがうかがえる。未來くんは安定の演技でのびのびとしたねこを演じていました。ひかりちゃんは初舞台とは感じられない歌とダンス。彼女の表現力は底知れやん。これからもどんどん活躍していってほしいな。
毎年舞台初めで誓っとるけど、今年はたくさん観劇するぞ!
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