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アナタハカミヲシンジマスカ?

うまくまとめられるか全然自信がないのですが、大きな衝撃を受けたので、ブログに残すことにしました。今日のエントリーは、いつもと違った意味でふわふわした話なので、もしそういう話が苦手な方はご注意ください。ただ、私はスピリチュアル系でもないし、信心深い方でもありません。ちょっと神がかっちゃっておりますが、私自身はわりとリアリストです。

タイトルはちょっとふざけすぎちゃったけど、神様のお話。そもそもの始まりは、去年のすごく気持ちのいい秋の季節だったわ♪2009年10月ギリシャ・エジプト旅行に行きました。ピラミッド、メテオラ、パルテノン神殿と、神々しい場所を巡り、とても素敵な旅でした。そんな旅の途中、場所柄興味が湧いてギリシャ神話の話をひたすらしていたわけ。私はギリシャ神話について、ゼウスやアフロディーテやアポロンなど、名前と少しの情報ぐらいしか知らなくて、エピソードやどんな人だったかを聞いていました。でも、途中から何となく話が噛み合わない。がんばって話を進めてみるものの、どうしても噛み合わない。ふと気づいて、聞いてみた。

「ギリシャ神話って本当の話なんやよな?」
「神話だから作り話だよ」



!!
!!!

どういうこと!?

軽くパニックです。「じゃぁ私は嘘の話を聞くために、ギリシャまで来とったわけ!?」と責め立てる始末。何が何だかわかりません><

「じゃぁ伊勢神宮の天照大神も存在していると思ってる?」



!!
!!!

(゚Д゚)ハァ?

完全にパニックです。いやいやいやいや、ちょっと待って。ギリシャ神話については、知識もないし、あんまり身近でもない。でも、伊勢で生まれ育った私にとって、伊勢神宮は散歩コースであり、デートの場所であり、人生に深く関わってきた場所。その神宮の神様が存在しない?

私は、天照大神が存在しないなんて、いままで考えたこともなかったんです。むしろ、当たり前すぎて、いるかいないかを考えることすらしたことなかった。

ちなみに天照大神(あまてらすおおみかみ)は、伊勢神宮の内宮の方に祀られています。太陽の神様で、、皇室の祖神と言われています。諸説あるようですが、いちおう女性という説が有力。「神様といえば天照大神」と言い切れるぐらい当たり前にその場に存在していました。

人生最大の衝撃と言っても過言ではないぐらいビックリして、周囲の方々にこの話をしたところ「???」という反応多数。私が当たり前のように存在していると思っていたのとは逆に、当たり前のように存在しないと知っていたようでした。

重ね重ね私は信心深い方ではないので、そういう信仰に執着とか依存をする気持ちは一切ない。
だから、どうして自分が神の存在を信じて疑わないのかわからない。どんだけ考えてもわからないので、人生を振り返りながら考えてみたの。その考えに至るまでには、結構な数のキャッチボールが……。

「地球はどうやってできたかわかる?」
「ビッグバンがあってできたんやろ?」

「キリスト教とイスラム教と仏教と神道で全部神様が存在すると、かち合っちゃうんじゃない?」
「イスラム教は詳しくないからわからんけど、キリスト教や仏教は地域などでうまく棲み分けしたんじゃない」

「サンタクロースはいると思う?」
「フィンランドにおるやん。さすがに空を舞うとは思ってないよ」

そんなやりとりをしながらディスカッション。もはや日常会話の域を超えての討論でした。最終的にたどり着いた理由は「生まれ育った場所が伊勢だから」。

たしかに、伊勢神宮はかなり身近な場所。近所に伊勢神宮があるので、お正月やGWは観光客で、めちゃめちゃ道が混みます。「今日は神宮混んどるなぁ」「神さん忙しいなぁ」なんて言う会話が日常的に行われるので、知らず知らずのうちに「神」という存在が日常の生活に組み込まれていました。たぶん生まれたときからそうなので、県外・市外の人よりも、取っつきやすかったのかしら。

また、小さい頃「神様が見とるんやで、悪いことしたらいかん」「空の上から覗いとるんやよ」などど、言われていました。でも死んだおじいちゃんやおばあちゃんのことを「空の上におる」って言うのと同じ感覚やと思っていて「神様」という存在をおじいちゃんやおばあちゃんと同じ世界の人と感じていたのかもしれません。ちなみに「神様が見ている」という考え方は神道、「おじいちゃんおばあちゃんが見ている」という考え方は仏教だそうです。

あと、近所だからこそできることとして「お参りに行く」という行為をよくしていました。これも散歩のついでに、学校帰りに、近くまで来たからというような感じで、ものすごく気軽な感じ。バチが当たるかもしれんけど、何かのついでのような感覚で、お参りに行っていたので頻繁に行っていたものの、願掛けや神々しい気持ちではありませんでした。

それでも20年近くそういう環境で育って、いまでも実家にはよく帰るし、日常の中に「神」がやどっていたのかもしれません。そもそも日本は、すべてのものに神がやどるという考え方(八百万の神)が根付いているので「神」を受け入れやすい体質なのだと思います。

「伊勢出身です」というと「伊勢神宮、一度は行きたい場所です」「伊勢神宮、好きだよ」と言われるのですが、身近すぎてあんまりありがたみがありませんでした。でも、いままで生きていた人生の中で、こういった形で「伊勢で生まれ育ったこと」が刻まれているんだなぁと実感しました。

伊勢で生まれ育ったせいなのではないかと仮説を立ててみましたが、実際のところはわかりません。でも、いろんな人に「?」と首をかしげられながらも、存在を体感できているのはたぶん私がいままでずっと伊勢で受けてきた「何か」なんだろうなと思います。この感覚は離れてみないとわからなかったこと。三重県伊勢市出身なことをより誇らしく思えました。

ただ、ギリシャ神話、キリスト教、神道はもちろん、伊勢神宮についてでさえちゃんとした知識がないので、これをきかっけにしてきちんと勉強していきたいな。

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