ゆきに誘われて黒木メイサちゃん主演の舞台「女信長」を観劇しました。そろそろ何か舞台を観たいなぁと思っていたので、ウキウキでゴー!
タイトル通り「天下統一を成し遂げた織田信長は、実は女だった」という設定。出演は黒木メイサ、中川晃教、石田純一などなど。
実は日本史スキーなので、戦国時代~江戸時代はたくさんの武将が入り乱れておもしろい時代! という記憶はあったんやけど、好きなだけで詳しくはない><舞台を観ながら必死で日本史を思い起こしとったよ。個人的には明治時代以降の政治的権力の流れが一番好きです。
話を戻すと「織田信長の一生」描く舞台で、メイサちゃんの男勝りな演技が素敵やった。顔も濃いめやし、立ち姿がキレイなので舞台映えするなぁ。ただ、歴史上の「織田信長」イメージが強いだけに浅井長政と恋に落ちたり、明智光秀と永遠の愛を誓ったりしとるのは激しく違和感があった。「信長が女」という設定を心底受け入れないとしんどいかも。新撰組の近藤勇が女だったとか歴史上の人物が女性だったという話ってよくあるやん。ちゃんと観たことないから比較にならんかもしれんけど、こんなに違和感はないと思うのよね。設定よりもストーリーや台詞にちょっといろいろ引っかかるところがあったような気がする……。
「女」と「信長」っていう2つのストーリー構成があったんやろうと思うけど、「女」の部分が前に出すぎていてフェミニスト舞台みたいにとらえてしまいそうな台詞も多かった。「女だから~」「女のくせに~」みたいなね。もちろんそういうことを連想させるのは演出としてよくあることやけど、信長の無鉄砲さよりも女性としての弱さの方が強かったから、信長らしさがなくなっとった気がする。それは演技というよりも演出かなぁ。細かいところでところどころに笑いを入れてくるのも微妙……。今回の舞台は全体的にシリアスなままでもよかったんじゃないかなと思った。
クライマックスはもちろん「本能寺の変」。信長と光秀の迫真の演技には心を打たれたよ。あと、いろいろ歴史的事実の部分で勘違いしとったところもあって、帰ってきてからもう1回勉強し直した。
お誘いありがとうございました。
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