ミュージカル「キャバレー」に行ってきたよ。私が大好きな松雪泰子さんと森山未來くんが出演しているのに、チケット取り損ねてギリギリでGET！
千秋楽近くに行ったので、全体的に疲れが見えたけど、がんばって行ってよかった。ミュージカルってチケットが高いからすごく迷うんやけど、取ってよかった。
演出は、松尾スズキさん。映画恋の門でどんな雰囲気かはわかっていたけど、演出は初めて。伝統あるミュージカルをうまく自分の色づけしていたと思う。出演者のキャラを存分に引き出した演出。さすが。
松雪さんは夜叉ヶ池以来やったけど、惚れ惚れするぐらいの演技。ミュージカルってことで、歌は大丈夫なのかな？と心配してたけど、まったく問題なし。千秋楽近くだったので、声が少し枯れていたけど技術力でカバーしとった。かなりトレーニングしたんやろうなぁ。
未來くんは相変わらず舞台映えする役者。ダンスをやっていただけあって、立ち姿がとてもきれい。ダンスシーンがもう少しあってもよかったかも。ファンの欲目かなｗ
全体の語り部役を担ったのが阿部サダヲさん。笑いを振りまくコミカルなキャラクター。声は枯れたのか、それとも元々か、わからんかったけど、ちょっと聞き取りづらかった。
ストーリー自体は、夢がもろくも崩れ去るというか、志が高すぎて妥協できないというか、ちょっと切なくなっちゃうんだけど、メインになるキャバレー「キットカットクラブ」がとても華やかで、全然切ない気持ちを感じさせないの。
それは原作と演出家の力なのかもしれないな。ミュージカルって舞台によく行く人でも敷居が高い気がするんやけど、いままで1回もハズレがない。
ストーリーがイマイチわからんくても、音楽で元気になれるし、明るい気持ちになれる。ちょっと高いけど、それだけの価値はあると思う。
JVCエンタテインメント (2002/09/27)
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なぜか何度もエンドクレジットを見てしまう魅力とは？ 腐れた国家と国民を知れる良い作品。 迫り来るファシズムの影、異色のミュージカル！
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