久しぶりに試写会へ行きました。雰囲気的に勉強しといた方がよさそうだったので、公式サイトでストーリーをチェックしといた。予告編で「死んだはずの兄が帰ってきた。別人になって――」というキャッチコピーを読んで、ヘビーなストーリーなんやろうな、ということは理解できた。
終始少しアンニュイな雰囲気が漂う、思った通り、ヘビーなストーリーでした。
アフガニスタンで出兵したサム(トビー・マグワイア)は、敵国の捕虜になってしまいます。妻グレース(ナタリー・ポートマン)にはもうサムは死んだと伝えられるが、サムはまだ捕まったまま厳しい拷問に遭い、心を壊していく。夫の死を受け止められず、落ち込むグレースと二人の娘を元気づけたのは、家族では厄介者として扱われているサムの弟、トミー(ジェイク・ギレンホール)でした。グレースとトミーの距離がだんだん近くなりつつある、ある日サムが帰還しました。ただ、激しい拷問と仲間を自分の手で殺してしまったことで、完全に心が壊れてしまった状態。
3人の微妙な関係がもどかしかった。ちゃんと言葉にして気持ちを伝えればいいのに、どうしてそれができないんだろうね。お互いを心底想っているのに通い合わないの。もう少しだけ相手の立場に立てばすぐにわかりそうやけど、それができないんだろうなぁ。
終始「夫婦愛」「兄弟愛」「家族愛」が入り交じる映画。
そんなに詳細に情報を入れていったわけじゃないなかったので、見終わってから「もしかしてノンフィクションやったんかな」と思った。ノンフィクションならではの何もない日常的描写が多くて、そのわりにストーリー展開したあとの収束ができていなかった。ノンフィクションなら納得できたんやけど、フィクションとして考えると無駄が多くて、ストーリーが乱暴やった。デンマーク映画「ある愛の風景」のリメイク版らしいので、時代背景や演出が違うせいなのかな。
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家族の再生
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