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椎名林檎と彼奴等がゆく 百鬼夜行2015@NHKホール

長く短い祭/神様、仏様(初回完全限定生産)

久々のライブレポは林檎ちゃんのホールツアー。11月7日にNHKホールで開催された「椎名林檎と彼奴等がゆく 百鬼夜行2015」に行きました。

毎回毎回熾烈なチケット争奪戦にくたびれとったんやけど、ラッキィなことに同行者募集でお声がけいただき、大喜びで参戦。しかもまさかの前から4列目! NHKホールは舞台と客席が近いのでめちゃめちゃ至近距離で堪能できました。本当にありがとうございます。

近すぎて緊張ドキドキで始まったライブ、林檎ちゃんの登場のインパクトが強すぎてドキドキを通り越して一旦別の世界に飛ばされたよね。まずは変形の角隠しに打ち掛け&コルセットという出で立ちで登場。去年のウェディングドレスといい、飛ばしてるぅ! 序盤は衣装に釘付けで、歌がほとんど入ってこない状態でした。しかし、ここで驚いとったらいかんかった。その後、椎名林檎のトレードマークとも言えるナース服、真っ赤なスリップとフェロモンたっぷりの出で立ちが続きました。私は彼女の強さのなかの儚さやキュートさが好きなので、ここまで偏りがあるとちょっとツライところ……。序盤は完全に置いてけぼりくらっていて「もしかしてもうライブは最後にしたほうがいいのかも」なんて思うほど、圧倒的。そこにはもはや人とは思えない概念が舞台に立ち、歌っていたように思えました。

こんなに近くにいるのにとても遠く感じながら、ライブ中盤へ。衣装のことしか書いてないけど、選曲はどれも世界観ができあがっていて素晴らしかった。熱愛発覚中→至上の人生→ブラックアウト→迷彩あたり、どれも大好きなのでテンション上がりまくりでした。

そして一気に終盤へ。浮雲さんソロのセーラー服と機関銃〜夢の途中で、一旦ひとやすみして、真夜中は純潔からの畳み掛けは改めて素晴らしい。林檎ちゃんはいろいろなアーティストへの曲提供も行っていて華麗なる逆襲(SMAP)、名うての泥棒猫(石川さゆり)、レキシとのコラボ曲「キラキラ武士」など、レアな曲も聴けて大満足。キラキラ武士は本当うれしい! キラキラ武士〜♪

後半の衣装は、体にフィットしたスモークブルーのトップスに真っ黒いふわふわファーをあわせて、お気に入りのコルセット。薄めのトップスで色が青なので、脇汗&胸汗が染みている。マニアにはたまらない姿にまた置いてけぼりになりそうだったけど、人間味あふれる汗。登場したときの人とは思えない印象から、生きている実感が伝わってくる姿。

そうだった、今回のホールツアー名は「百鬼夜行」。登場で感じたもしかして概念? という気持ちはあながち嘘ではなかったのかもしれない。おそらくそのときは人ならざる何かだったんだろうから。そしてだんだんと人間へと変化していく。そんなストーリーをひとりで作り上げた彼女。登場した瞬間から全部計算しつくされていたのかと気がついたときには、もうアンコールの虚言症の最中だった。まるで狐につままれた、もしくは狸に化かされた、はたまたもしくは化け猫に騙された気持ちになりながら、この幻想から覚めたくない、また感じたいと一段と虜になってしまったのでした。

<セットリスト>
1.凡才肌
2.やさしい哲学
3.いろはにほへと
4.尖った手口
5.労働者
6.走れゎナンバー
7.神様、仏様
8.現実に於て
9.現実を嗤う
10.SG~Superficial Gossip~
11.熱愛発覚中
12.とりこし苦労
13.至上の人生
14.ブラックアウト
15.迷彩
16.罪と罰
17.セーラー服と機関銃〜夢の途中(with.浮雲)
18.Σ
19.警告
20.マヤカシ優男
21.名うての泥棒猫
22.真夜中は純潔
23.キラキラ武士
24.華麗なる逆襲
25.御祭騒ぎ
26.長く短い祭
27.群青日和
28.NIPPON

<アンコール>
29.虚言症
30.二人ぼっち時間(エンディング映像)

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